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FX日足4本値とは?|始値・高値・安値・終値で相場が読める

ローソク足1本には、4つの数字が詰まっています。

始値、高値、安値、終値。この4つを「4本値(よんほんね)」と呼びます。

FXの教科書ではだいたい最初の数ページで説明されて、すぐにインジケーターの話に移ります。「4本値はローソク足の基本です。では次に移動平均線を見てみましょう」と。

でも待ってください。

この4つの数字だけで、相場はかなり読めます。インジケーターに行く前に、4本値をちゃんと読めるようになった方がいい。

始値:その日の出発点

始値(はじめね)は、日足のローソク足が始まった瞬間の価格です。

FXの場合、ニューヨーク市場が閉まった直後の価格が始値になります。日本時間で朝7時(夏時間は朝6時)。

始値が重要な理由は、前日の終値との関係にあります。

FXでは平日は24時間取引されているので、前日の終値と当日の始値はほぼ同じです。窓が開くことはほとんどありません。

でも週明けの月曜日は違います。土日に大きなニュースがあると、金曜の終値と月曜の始値に差(窓)が生まれることがあります。

始値は「今日の相場がどこからスタートしたか」を示す基準点です。1日の値動きは、この基準点からどれだけ上に行ったか、下に行ったかで語られます。

FX日足の始値手法|朝の5分で仕掛けて放置するだけ

高値:買いの限界点

高値(たかね)は、その日の中で最も高かった価格です。

ローソク足のヒゲの先端(上ヒゲの場合は上端)が高値を示しています。

高値が教えてくれるのは「買い圧力がどこまで届いたか」です。

買いが強い日は、高値が前日の高値より上にあります。これが続けば高値の切り上がり。上昇の流れです。

逆に、買いを入れたのに前日の高値を超えられなかったら、買いの力が弱まっている可能性があります。

高値だけを数日分追いかけるだけでも、相場の勢いは見えてきます。

安値:売りの限界点

安値(やすね)は、その日の中で最も安かった価格です。

ローソク足の下ヒゲの先端が安値です。

安値が教えてくれるのは「売り圧力がどこまで届いたか」です。

売りが強い日は、安値が前日の安値より下にあります。これが続けば安値の切り下がり。下降の流れです。

逆に、売りが入ったのに前日の安値を割れなかったら、売りの力に限界が来ている可能性があります。

高値と安値をセットで見ると、もっと情報が得られます。高値が切り上がっているのに安値も切り上がっていれば、明確な上昇。高値が切り下がり安値も切り下がっていれば、明確な下降。高値は上がっているのに安値が下がっている場合は、方向感がない。

終値:その日の結論

終値(おわりね)は、日足のローソク足が確定した瞬間の価格です。

4本値の中で、最も重要なのが終値です。

なぜなら、終値は「24時間の売買の結果」だからです。

日中にどれだけ上がっても、最終的に始値より下で終われば陰線です。日中にどれだけ下がっても、最終的に始値より上で終われば陽線です。

途中経過ではなく、結果。それが終値。

ダウ理論でも、トレンドの判断は終値ベースで行うとされています。高値安値の更新も、終値で確認する。

だから多くのトレーダーは、日足の終値が確定してから判断を下します。確定する前の、まだ動いている最中のローソク足では判断しない。

FX日足の終値手法|確定足でエントリーして数日放置するだけ

4本値の関係で相場を読む

4本値は、1つ1つ単独で見るものではありません。4つの関係性から相場を読みます。

始値と終値の差が実体。実体が大きければ勢いがある。小さければ拮抗している。

高値と実体の差が上ヒゲ。上ヒゲが長ければ、上に行こうとしたけど押し戻された。

安値と実体の差が下ヒゲ。下ヒゲが長ければ、下に行こうとしたけど買い戻された。

高値と安値の差がその日の値幅。値幅が広ければ活発に動いた日。狭ければ静かな日。

この4つの組み合わせだけで、「その日、相場で何が起きたか」が全部読めます。

大きな実体でヒゲが短い陽線。買いが圧倒的に強く、売りの抵抗がほとんどなかった日。

小さな実体で上下にヒゲが伸びている足。買いも売りも入ったけど、どちらも決め手に欠けた日。

実体がほぼなく、下ヒゲだけが長い足。一度大きく下がったけど、強烈な買い戻しが入った日。

インジケーターの数値で語るのではなく、4本値の関係で語る。これがローソク足を読むということです。

前日の4本値と比べる

1本のローソク足だけでも情報はありますが、前日の4本値と比べるとさらに読めることが増えます。

今日の高値は前日の高値を超えたか。超えていなければ、買いの力が衰えている。

今日の安値は前日の安値を割ったか。割っていなければ、売りの力に限界がある。

今日の終値は前日の終値より上か下か。上なら買いが勝った日。下なら売りが勝った日。

今日の値幅は前日より広いか狭いか。広がっていれば活発化。狭まっていれば膠着。

このように、前日と今日の4本値を比べるだけで、相場のトレンド、勢い、変化の兆候が見えてきます。

移動平均線もRSIもボリンジャーバンドも、全てこの4本値を加工したものです。加工品を見る前に、原材料を直接見る力をつけた方がいい。

4本値だけで十分

最後にもう一度。

始値、高値、安値、終値。この4つだけで相場は読めます。

インジケーターが悪いわけではありません。でもインジケーターは4本値を加工して見やすくしたものに過ぎない。加工する過程で情報は遅れ、ぼやけます。

4本値を直接読めるようになれば、インジケーターなしでトレードできる。判断が速くなり、迷いが減る。

日足の4本値を毎朝確認する習慣をつけるだけで、チャートの見え方が変わります。

日足だけで実際に勝てるのか。具体的にどうトレードするのか。それについてはこちらの記事で書いています。

FXは日足だけで勝てる?シンプルな最強手法

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